電文送受信(FM)の手引き
横須賀市アマチュア無線非常通信協議会
2018年2月4日 改訂
2018年12月17日 改訂
電文は「正確」「速やか」に送受信する事が求められます
日頃から通信技術を磨き対応出来るようにしておきましょう
『ポイント』
【送信側】
・電文送信の依頼を受けたら内容・相手方を確認する
・受信側が書き留める事を配慮しゆっくり送信する。語句・文面上区切りのいい箇所、重要度の高い固有名詞等ではPTTをONのまま通報を一区切りし、間隔を開ける事
・電文を読み上げる前に「本文」を前置する
・電文読み上げが終了したら「本文終わり」で終了する
・依頼電文に送信日時・コールサイン・送信者サインを記入して保管する
・長文を送信する時は分割し、各送信内容が書き留められたかを確認する
・氏名・病名・薬品名など間違え(聞き違え)易い文章は、和文通話表・フォネティックコードを用い送信する
※非常時は送信前に「非常」を3回前置する事
※訓練時は送信前に「訓練」を3回前置する事
【受信側】
・通信用紙を用いひらがな・漢字で書き留める。カタカナ・数字・欧文はその場の判断で記録する
・電文をすべて受信出来たら「了解しました」を送信し再度読み上げる必要はない
・内容が不明瞭な時は再送を求めるが、一部不明瞭な時は○○以降○○までと指定し、全文再送してもらう必要はない
・句読点まで確実な記録は不要。通報の内容が確実に記録出来ればよい
・時間があれば清書する
・受信電文は市役所担当者に伝達する
【送信例】2013医師会訓練電文を一部引用。(送り方の注釈として V および ~~ を付記)
※ V =書き留める事を考慮し間を開ける
※~~ =適宜和文通話表を用いる
《例文1》
救護所は、V電気・水道・ガスのV使用不可です。V建物の損傷はVありませんので、Vこれから救護所をV立ち上げます。
☆平文でゆっくり送信
《例文2》
地域医療救護所にV医療スタッフがV到着し、V準備がV完了しました。V負傷者がV来次第、VトリアージをV開始しV治療を行います。V広報お願いします。
此処で今までの電文が受信出来たか一度確認する
到着したV医師は、V横須賀市民病院V鈴木医師、V自衛隊横須賀病院V斉藤医師
☆平文でゆっくり送信
《例文3》
武山市民プラザV地域医療救護所でV医薬品がV不足しています。V
キシロカインV注射液V1%V50本のV補充お願いします。V
☆薬品名は和文通話表を用い送信する
《例文4》
武山市民プラザV地域医療救護所でV搬送患者V発生。
搬送手配Vお願いします。V
患者氏名V鈴木花子V55歳V女性
病名V気道熱傷V血圧V86/50
☆氏名・病名は和文通話表を用い送信する
※送信局は非常通信が終了したら総務省宛報告書を作成する
以上
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